(映画パンフレット)『切腹』

  滝口康彦原作「異聞浪人記」をもとに映画化、橋本忍脚本、小林正樹監督作品『切腹』(1962)

   英題「ritual suicide」

  (出演)仲代達矢、岩下志麻、石浜朗、丹波哲郎、三國連太郎、中谷一郎、

  (音楽)武満徹

   ~1963年カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞~

・・とにかくこの映画は観てても緊張の連続に(固唾を飲みながら)洋邦の三流映画とは違い、どっしりと絵ジカラでみせる張り詰めた映画だと思ったかな。だからか全編周りで取り囲んで聞いてる武士たちと一緒に見守って自分も見てるよう。

回想での、風吹き荒れるなか、仲代さん(何度か殺陣で観有れた腕をと丹波さんによる一騎打ち(決闘)のシーンなんかはまさに黒澤映画『姿三四郎』を思わせたりなど。

その黒澤映画同様、モノクロ映画による(赤でない)墨汁のようなまっくろに、ベットリに、見させられる血の表現が生々しい。

そしてけっきょくこの映画のもうひとつの主役要素、武満さんによる琵琶などのスコア。うるさくなく、大げさでもなく、いかにも日本風なサウンドに海外でも受け入られたんだろうなぁ。聴いてても緊張するよね。

(映画パンフレット)『リーサル・ウェポン4』

   リチャード・ドナー製作、監督作品『リーサル・ウェポン4』(1998)

   原題「Lethal Weapon4」

  (出演)メル・ギブソン、ダニー・グローヴァー、ジョー・ペシ、レネ・ルッソ、クリス・ロック、ジェット・リー、

  (音楽)マイケル・ケイメン、エリック・クラプトン、

  (エンドソング)「ピルグリム」エリック・クラプトン

・・シリーズ完結を思わせられるエンドクレジットでのスタッフ集合写真にかぶさるエリック・クラプトンの「ピルグリム」が煩くなく、且つシリーズの締めくくりにも合ってるような、なにかホッとさせられる余韻が残ったね。スコアを担当したマイケル・ケイメンの劇伴よりもまずこのエンド時の歌の余韻の方が残ってる。ただ、とはいえ、そのバックにのスタッフたちなどの集合写真は微妙(どちらかと云えば個人的には好きじゃない)だね。

・・パンフ表紙のメル・ギブソンの持つ銃の手元は昔の007シリーズパンフでの別撮り合成のような同じ処理されたものだろうね。