(映画パンフレット)(ATG映画)『転校生』

  山中恒原作『おれがあいつであいつがおれで』を映画化、(尾道三部作の第一作目作品)大林宣彦監督作品『転校生』(1982)ATG版パンフ

 (出演)尾美としのり、小林聡美、樹木希林、佐藤允、志穂美悦子、

 (音楽)「トロイメライ」シューマン

・・初めて観たのはテレビ(日テレ)での水野さん解説の「水曜ロードショー」だったっけか。放送予告のBGMに(天国と地獄)が使われたりしてておバカなコメディーだと思って観た記憶があったなぁ。そしたら(天国~)どころでない今でも聴く度ジ~ンとしてしまう(トロイメライ)ときたもんだ。

ちなみに三作目(尾道三部作)の『さびしんぼう』はショパンの「別れの曲」で、これもやっぱり今でも耳にするたび映画が思い起こされるほどマッチしてるよね。

劇中の小林さんの体を張った(裸体)には当時も今も衝撃だけど、その反面、ラストの8mmカメラのなかの寂しく振り返って去っていく少女の姿ぶりには日本映画史上の名シーンのひとつとして忘れられないよね。もぅこのラストシーンのために110分くらいがあるようなモノと思っても過言じゃない。

・・2007年製作のリメイク版「転校生-さよなら あなた-」の方は未だ未観(よほどこの82年版の印象がつよいせいか、同じ監督でもあるけど、余程の観る機会がない限りは一応自分からはリメイク作は観ないだろうなぁ)。