(映画パンフレット)『ノウイング』

 アレックス・プロヤス製作、監督作品『ノウイング』(2009)

 原題「Knowing」

(出演)ニコラス・ケイジ、チャンドラー・カンタベリー、ローズ・バーン、ララ・ロビンソン、

 ベートーヴェン交響曲第7番第2楽章 人類の決められたシナリオ 宇宙に意味はない

・・映画も未観でパンフも持ってないが、ぱっと見、表紙のデザイン(地球の絵)を見ると『コア』の表紙にも似てるかなと。

・・『ダークシティ』の監督作ということと、公開前劇場予告での飛行機墜落カットのリアルさに(たしかハリソン・フォードの『逃亡者』も列車脱線カットの予告で観ようかと)観ようと。

・・けっこう期待したんだけどなぁ~、後半から終盤にかけて制作側は盛り上げていったつもりだったらしいんだが、観てるこちら側はテンションダウン。まさかと云うか、そぅ着地?という『未知との遭遇』オチ。街を覆いつくす終末感もアメリカの街のみで世界規模に感じられず終末の恐怖感が『メランコリア』に比べれば感じられずスケールが小さく感じたかな。

宗教観もストーリーにあるせいか、聖書やノアの箱舟などに馴染みのない日本人にとってはウサギの意味もピンとこないよね。

ただ、自分にも心から共感することのひとつに、この世での自分や人類への決められた流れというモノ(シナリオ、必然性、)の科学では解明されないチカラというものの存在要素を取り入れられた設定にこの映画の単なるSFディザスター映画ではないことに観た意義があったかなと。