(映画パンフレット)『ウエスタン』

ウエスタン1
ウエスタン2

 セルジオ・レオーネ原案、脚本、監督作品『ウエスタン』(1968)

 原題『Once Upon a Time in the West』

 (出演)チャールズ・ブロンソン、ヘンリー・フォンダ、クラウディア・カルディナーレ、ジェイソン・ロバーズ、

 (音楽)エンニオ・モリコーネ

・・昔から現在にいたって西部劇があまり得意ではない(観た本数も少ない)自分にとって・・これ誰だったっけなぁ~と思い巡らし、夢日記でも何度と登場するNさんだったことを思い出す。当時過酷な毎日の仕事中、ふとNさんと映画談義になり、それまで『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』しかセルジオ・レオーネ作品を観ていなく監督と西部劇のイメージのまったく無かった自分に「荒野の」から「夕陽の」からNさんから教えてもらったなかの作品『ウエスタン』。マカロニ・ウエスタンはレオーネ監督がつくったもんだと・・「へぇ~」と初めて知ったもんだった。ただすぐ後に教えてくれて薦めてもらったからといってすぐに観るような性格の自分ではない。それから1,2年も経ってBS-NHKでの放映だったかこの映画が放送され(それほど興味が無かったのだがNさんの薦めを思い出し、そんなに良いモノかと)鑑賞。・・いいじゃないか!というか大満足にエンディングではウルっときた。長い映画だけど全然長く感じられなかったし、まず、ブロンソン(出演映画のなかで一番恰好良いと思ったね)がホントに良かった、C.Cも(こんがりと健康的に日焼けしたようなブロンズが特に)良かったわ、逆にそれまで数々の良い役柄の映画を観てきたイメージとは真反対に悪人限りの役を演じた(特に少年を撃ち殺す際の画面アップにほくそ笑むのが不気味だったね)ヘンリー・フォンダ、そしてなによりもモリコーネのスコアがしみるしみる。もぅ壮大な一大叙事詩だったね。

・・それからだね、レオーネ作品を観るようになったのは。ホントは順序が逆になってるけど「ワンス~」を観て「ウエスタン」を経由してやっと代表作の「荒野の」「夕陽の」「続・夕陽の」と知るようになったんだね。 とはいっても(だからといって)それ以来西部劇好きになったのかと云うと・・そうでもない(作品にもよるけどね)。外国における西部劇、日本における時代劇は好きになるには自分はまだまだ時間がかかりそうかな。

・・ちなみに個人的思い出としてこの『ウエスタン』のパンフ表紙を見る度、特に中央の倒れるキャラたちの瞬間体勢を見ると「あぁ~、たしかNさんの描く絵コンテのアクションシーンなどでよくありがちな(よくあったなぁ)体勢だなぁ」とひとり思ってしまったりなど。

 

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