(映画パンフレット)『ヴィジット』

M・ナイト・シャマラン製作、脚本、監督作品『ヴィジット』(2015)

  原題「The Visit」

 (出演)キャスリン・ハーン、ディアナ・デュナガン、ピーター・マクロビー、エド・オクセンボールド、オリビア・デヨング、

・・とくべつ自分は熱狂的シャマラン監督ファンというわけでもないが、なんやかや、面白い仕掛けやトリックなどありそうかな?と、それほど期待しないまま、予告編も観ず、予備知識まったくない状態での鑑賞。

ホラーっていうのか、なんか笑ってしまった。

あと、この映画の最大の仕掛け、POV。そういう映画か~と。個人的には前々からPOV映画は嫌いじゃないが、なんか馴染めないんだよね(個人的な昔からのPOV問題として)。

流行ってるのか、最近多くなったよね。

いろいろ要素を挙げてみると、まずそもそも映画として観客にわかりやすい(見やすい)ようにでか、設定から展開からカメラワークからわざとらしく感じられるんだよね。なにかと状況を伝える為だか自撮りするように度々顔を向けたり、あとは録画もなく、ただお喋りしてるようなどうでもいい時間にも話してるキャラを映したりなど(現実考えると、バッテリーやテープが勿体ないよね)。なんだかキューブリックの『シャイニング』にも出てきそうな期日テロップの気持ち悪さ(ちゃんとした赤字のゴシック体んんだけどね)。劇中やエンディングでもかかった歌の気持ちの悪かったこと。気持ち悪いでは、やはりおあちゃん。観ながら、ふとサム・ライミ監督『スペル』に出てたおばあちゃんがダブって見えた。お尻は強烈だったね。

・・ホロリとさせられるようなラスト(おかあさんの強く云いたかったことなど)もいいが、個人的にはスパッと夜で終わってもよかったんじゃないかなと・・てっきり終わりかと思ってたらの、まだあるんだとね。