(映画パンフレット)『第50回全国高校野球選手権大会 青春 』

青春(市川崑)1
青春(市川崑)2

 

 市川崑監督作品『第50回全国高校野球選手権大会 青春』(1968)

・・20年30年も前から存在は知ってたが観られることはないだろうとこれまでに思っていた先日、初DVD化(レンタルも)ということでウキウキワクワクに借りて鑑賞。「東京オリンピック」タッチのドキュメンタリー(落ち着いたナレーションがまた良いね)に観心地が良く大満足。試合だけでなく舞台裏の練習風景やら開会式での入場行進から(沖縄の興南高校の行進時スタンドで涙する少女二人の涙をみてこちらももらい泣き)様々な風景が流れ、「熱闘甲子園」というよりもどちらかと云えばNHK調の特集番組をみているような心地。

・・本編とは別に特典映像の中に昔の試合が3試合ほど収録されてるが、特に有名な明石と中京との延長25回の試合の模様はこれまで本やテレビなどで紹介の際に写真(急遽つくった25回まで連なったスコアボードなどの写真はよく紹介されるよね)でしか当時の模様は見たことがなかったのだが、実際選手たちが動いている姿(動画)として観るのは初めてで、その歴史的模様に感慨深かったなぁ。

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・・今思うと平成や今の令和期よりも昭和の頃(自分がまだ子供だった頃)には全国に渡って浸透していた感覚あったよね。決してウチだけではなくよその家庭も開会式(入場行進)の9時前からテレビ観戦してたと思うね。そして県の代表校が試合に勝つもんなら当日夕方のニュースでは「勝った!」って大騒ぎしたもんだったよね(昨今以上に)。さらには夜遅くの23時(22時だったかな?)には アナウンサー植草貞夫さんの名実況でおなじみ「熱闘甲子園」。連日この番組でも必ず復習して観てたなぁ。そして夏の大会も終わろう頃になり、「熱闘甲子園」でのエンディングテーマ(オープニングバージョンの吹奏楽風とは違いポップなサウンド)を連夜聴くごとに「あぁ、夏休みももうすぐ終わってしまう~」という寂しさと残り少ない休みのうちに宿題済ませないとなぁ感が当時はあったね。 

まず根本的に昭和43年当時の映画としての世相風景(人の姿、瓦屋根の家家、木製バットから甲子園のラッキーゾーンまで)がやはり観てて懐かしく楽しい。日本各地を映像で紹介することからも「新日本紀行」や「ゆく年くる年」のようにも感じたりも。

確かに自分の母校も地方大会の代表となり 野球の OB でも全くなかったのだが当日は会社を休んで観戦に行ったものだった。そして買った時の効果にはジーンときたもんだったね。

ちょっと難を云うと各試合のダイジェストが長く感じたかな。

あるチームのマネージャーの逸話にはいっときの清涼剤の感じだね。ピュアなまさに汚れの無い青春というとこかな。 

結局今でも何が自分にとって懐かしいもの、刺さるモノがあるかと言うとAMのラジオから流れる高校野球中継(しかも夏に限る)なんか夏だなぁと思うんだよね。音源自体が懐かしく記憶に残るのではなく、あの頃家族で車に乗って何処どこに行った際での車から流れる実況が不意に思い出されたりなど、実家の中で聴いたというよりも移動中の車の中や遊びに行った観光地や旅館や飲食店の中などで耳にした記憶が今でも懐かしく風情を感じるんだよなぁ。あくまでもクリアなFM放送でなくノイズ混じりの落ち着いたNHKアナによる実況ぶりが懐かしくあの頃の自分像や目にしたものなんかが思い起こしたりするなぁ。たまに懐かしくyou tubeなんかで聴いたりするもんならウルっとなったりもね。 

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