(映画パンフレット)『秘密の花園』

  「小公子」「小公女」の児童文学作家フランセス・ホジスン・バーネットの同名小説を映画化、製作総指揮フランシス・フォード・コッポラ、アニエシュカ・ホランド監督作品『秘密の花園』(1993)

  原題「The Secret Garden」

 (出演)ケイト・メイバリー、アンドリュー・ノット、ヘイドン・プラウズ、マギー・スミス、ジョン・リンチ、

 (撮影)ロジャー・ディーキンス

 (音楽)ズビグニエフ・プレイスネル

 (主題歌)『Wintetr Light』リンダ・ロンシュタット

 (映画の舞台)イギリス、ヨークシャー州、ディーモンス

・・公開当時、作者のバーネットのことも知らず話題になってたということで(たしかに予告で惹かれるもんがあった)劇場まで観に行き、たしかに良い映画を観たなぁといった印象もったんだが、以来数十年と経ちどんな映画だったかも忘れてしまい観たのもそれっきりとなった。 が、この歳になっての先日の『思い出のマーニー』に続き児童文学ものになにか惹かれてる期となり急にこの『秘密の花園』をもう一度観たくなり過去に保存してたDVDを久しぶりに鑑賞。ちなみにその前観たのが『ミツバチのささやき』。このタイミング、コリンが外へと出たように自分も今まで以上に殻をやぶって更なる体験するためのとび出していくキッカケとなるような暗示となるんじゃないかと。先日から読み始めた「地球大暴露」にも少なからず影響受けるんじゃないかとワクワクもしてるが。そのあとも追って「アミ 小さな宇宙人」と待ってるだけでワクワクもの。

・・球場をつくったら奇跡が起きたheal his painの『フィールド・オブ・ドリームス』のように、庭を再生させたら奇跡が起きた(登場人物みな)heal their painの今作スピリチュアル映画と云えようか。夢のお告げによる行動もキーワードにもなってることもあるし。

 普段だったらエンディングにスコアを使わず歌を使ったりするのに溜息出るのが常だが、この映画はちょっとちがったね。聴き心地の良いエンヤのようなサラ・ブライトマンのようなヒーリング調の声に聴き惚れた。リンダ・ロンシュタット。あまりこれまで馴染みのない名前に覚えておこうと前歴をみると『アメリカ物語』の主題歌でのデュエットのひとりだったのかぁ~と。当時散々聴いたなぁと。なかなか無い自分も納得する数少ないエンディングソングとして今作では良いね。

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 俳優陣ではなにより主演のケイト・メイバリー。個人的には笑った表情よりもブスッとしたふてぶてしいムッツリ顔の方が逆に可愛らしかったなぁって思ったね。成長する前の、なにかと指図したり、あれしてこれしてって本来なら憎々しい小娘の癇癪ごとなどもキュートに見えちゃってキャンキャン吠える小犬のようにも見えたりなんか。

・・明日にでも原作買って読んでみようかしらとちょっと思ってる。